タグ: 死霊館のシスター

  • 映画評|『死霊館のシスター』コリン・ハーディ監督(2018年)

    映画評|『死霊館のシスター』コリン・ハーディ監督(2018年)

    「死霊館ユニバース」の5作品目で、2つ目のスピンオフ「死霊館のシスター」シリーズの一作目です。他の死霊館より年代が古く、舞台も大きいのが特徴。

    1952 年、ルーマニアの修道院でひとりのシスターが自ら命を絶つ。不可解な点が多いこの事件の真相を探るため、教会はバーク神父(デミアン・ビチル)とシスターの見習いアイリーン(タイッサ・ファーミガ)を修道院へ派遣するのだが……という話です。

    前作『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)のルーツで、悪魔ヴァラクが現れる話です。『死霊館 エンフィールド事件』はジェームズ・ワンが再びメガホンを握りホラー作品としてだけでなく、人物も掘り下げた良作でした。

    今回はヴァラク編の導入的な意味合いが強くて、少し説明的な感じがしました。そのため、メインのキャラクターであるバーク神父、シスター見習いのアイリーンとフレンチー(ジョナ・ブロケ)の人物像の深堀りが足りない印象でした。

    ジャンプスケアは初期と比べて控えめ。しかし、『死霊館 エンフィールド事件』であった不吉な予感、空気感の怖さも薄い。これは舞台が密室ではなく、大きいからなのかも。

    死霊館ユニバースの怖さって、アクションがある「動」の怖さではなく、空気感による「静」の怖さだったと思うんですよ。だからこそジャンプスケアが活きてくる。

    なんとなく消化不良な一作でした。

    死霊館のシスター(字幕版)

     

  • 映画評|『死霊館のシスター 呪いの秘密』マイケル・チャベス監督(2023年)

    映画評|『死霊館のシスター 呪いの秘密』マイケル・チャベス監督(2023年)

    「死霊館ユニバース」の2作品目で、スピンオフ「死霊館のシスター」シリーズの二作目です。他の死霊館より年代が古く、舞台も大きいのが特徴。

    本作は『死霊館のシスター』の続編で、再び悪魔ウァラクと対峙します。前作のバーク神父はコレラで亡くなっていて、今回は修道女アイリーン(タイッサ・ファーミガ)がメイン。前作で悪魔ヴァラクに取り憑かれたある人物をめぐる話。『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)と『死霊館のシスター』(2018年)の予習は必須。

    前作の欠点である場所が大きいゆえのアクションが、これまでの死霊館ユニヴァースの作品群の「静」の怖さを薄めている。アクションに振るのであれば『ヴァチカンのエクソシスト』(2023年)みたいに振り切ってしまったほうがよかった。

    あと、前作『死霊館のシスター』と同様にキャラクター造形の深堀りが足りない。前作と同様の物足りなさを引きずった一作でした。

    死霊館のシスター 呪いの秘密

    死霊館のシスター 呪いの秘密

    • タイッサ・ファーミガ

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