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  • 映画評|『死霊館 エンフィールド事件』ジェームズ・ワン監督(2016年)

    映画評|『死霊館 エンフィールド事件』ジェームズ・ワン監督(2016年)

    ジェームズ・ワン監督の代表ホラーシリーズ「死霊館ユニバース」の第三作目。スピンオフをはさんでウォーレン夫妻が再び登場。

    本作はスピンオフである「死霊館のシスター」シリーズのヴィランが登場する回。ジェームズ・ワン監督が再びメガホンを握り、ホラーなのにテーマらしきものもある映画作品としてもなかなかの出来に仕上がっています。

    テーマは「家族の絆」だと受け取りました。ウォーレン夫妻はアミティビル事件にまつわる詐欺でメディアから批判を浴びていた。一方、遠く離れたイギリスのエンフィールドでもこれまで最大のポルターガイスト現象が発生していたのだが、被害者であるホジソン一家も詐欺の疑いをかけられ、教会も援助に二の足を踏む。教会から調査の依頼をされたウォーレン夫妻は詐欺の嫌疑を晴らしてホジソン一家を救うことができるのか?という話です。

    今回はジャンプスケアの要素は少し控えめになりましたが、じんわり怖い演出はあいかわらず。ホラー作品としてちゃんと成立しています。しかし、テーマが「家族の絆」なので、キャラクター造形により力が入っています。ターゲットとなるジャネットや、吃音が特徴的な末っ子のビリーなど、子どもたちがちゃんと描かれている。そして、ウォーレン夫妻の馴れ初めなど、前作に比べてもウォーレン夫妻のキャラクターが更に深まっている。

    ストーリーも一般的なエクソシスト系の単純な悪魔祓いではなく、色々と仕掛けがある。死霊館シリーズの中でも、よくできた作品だと思います。

     

  • 映画評|『死霊館』ジェームズ・ワン監督(2013年)

    映画評|『死霊館』ジェームズ・ワン監督(2013年)

    ジェームズ・ワン監督の代表ホラーシリーズのひとつ。「SAW」シリーズが殺人鬼系だとしたら、「死霊館ユニバース」はエクソシスト系。

    最近、ホラー映画を観ても怖くなかった。ひょっとしたら怖がり神経がすり減ってしまったのではないか。もう、ホラー映画をホラー映画として楽しめない体質になってしまったのではないか。そんな心配をしましたが、大丈夫でした。本作はちゃんと怖かった!

    本作の主人公はエド(パトリック・ウィルソン)とロレイン(ヴェラ・ファーミガ)のウォーレン夫妻。バチカンからも認められた二人はペロン一家に取り憑いた悪魔を祓うことができるか?という話です。

    まずバチカンに許可を得るために証拠集めをするのですが、マイク、温度センサーやカメラを使ってなかなか楽しそう。ただ、まだ証拠集めの段階で実際に悪魔祓いをする神父さんはいない。早くしないと取り殺されてしまう!という切実感の演出がよいです。

    雰囲気の演出がとてもうまい。不吉なことが起きるのではないか、目に見えない何かに取り殺されてしまうのだろうか。人形やオルゴールなど小物の使い方もそうですし、音楽の使い方もうまい。ボクはジャンプスケアには肯定的で、本作はとても効果的に使っていると思います。

    こうやってちゃんと怖いホラー映画っていいですよね。何回も観たいとは思わないけど。

    死霊館(字幕版)

    死霊館(字幕版)

    • べラ・ファーミガ

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