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  • デザインツールのFramerにインタラクションデザインについて聞いてきたよ!

    デザインツールのFramerにインタラクションデザインについて聞いてきたよ!

     ボク自身がアプリのデザインをしている関係上、いろんなデザインツールを使います。例えばUIデザインにはSketchやIllustrator、Photoshopを使っているし、Zeplinのようなスタイルガイドを支援してくれるツールも使ってる。

     プロトタイプを作るツールもたくさんあって、InVisionBalsamiqなんて有名ですよね。最近ではAdobe Experience Design (XD) がいい感じなんでとても期待しています!

     ただ、既存のプロトタイピングツールは画面遷移は表現できても、もっと細かいアニメーションやニュアンス、音を含めた総合的なプロトタイプはできないです。それにIoTやウェアラブルのようなUXはサポートしていないですよね。そこで出てくるのがFramerですよ!

     すでに世界中でたくさんのユーザーがいて、FacebookやInstagramなど大手企業のデザイナーもコミュニティーに参加しています。日本でももっと盛り上がって欲しいという期待を込めてインタビューしてきました!

     −−東京でのミートアップはいかがでしたか?

    「おかげさまでFramerはアジアでも人気なんだ。アジアの中では韓国が一番多いんだけど、日本はこれからかな。これは特に大きなプロモーションをしたわけではなくて、自然に増えていったんだ。だからジョーンやボクはアジアに行くのがいつも楽しみなんだ。

     ソウルではGoogle、KakaoやNaverと話をして、東京ではGoodpatchと話をしたよ。幅広いスキルを持った才能豊かな人たちがたくさんいる。そしてクールな会社がたくさんあるね!

     Framerの背景やこれから実装される新機能のデモをするのはすごく楽しかったよ。ただ一番エキサイティングなのはこうした離れた国のクリエイターたちがすごい仕事をしていて、そうした人たちと話ができることだよね」

    −−まず、Framerについて教えて下さい

    「Framerはインタラクションデザインツールだよ。アプリやウェブサイトのインタラクティブなプロトタイプを簡単に作ることができるんだ。FramerはMacアプリでSketchのようなデザインツールとシームレスに連携して静的なイメージを動かすことができるんだよ。実際のイメージはギャラリーで見れますよ。

     そしてライブプレビューができるネイティブアプリも提供していて、自分のデザインを実際にスマホで確認出来る。そして1万5千人以上のデザイナーや起業家が参加している活発なコミュニティーが特徴だね!」

    −−Framerはどんな問題を解決することができるんですか?

    「デザインって単に見た目だけじゃないんだよね。どう感じるかってことなんだ。そしてユーザーが感じることってアニメーションやタッチジェスチャー、3Dや音声とかいろんな要素に依存してる。そういう全ての要素をSketchやPhotoshopだけで作り上げることは難しいんだけど、Framerを使えばそれができる。

     Framerはハイフィデリティ*1のプロトタイプを作ることができる。デザイナーや起業家は自分たちのアイデアを検証することができるし、チームで話し合ったり実際のエンドユーザーに試してもらうこともできるんだ」

    −−今のインタラクションデザインのトレンドは?

    「ものすごい勢いで変わっているよね。Framerはデザイナーが全てのインタラクションをデザインできるように作られている。単に静止画像じゃなくてね。デザイナーはいろいろなことが求められるようになってきている。コーディングやアニメーション、サウンドデザインに3Dデザインもデザインの範疇になってきている。Framerはそういう新しいタイプのデザイナーが使って便利なツールなんだ。

     VRやIA、それにIoTのような新しいプラットフォーム技術に対応するためにデザイナーはもっと広範囲なスキルセットを求められてくる。だから変化はこれからもっと速くなってくると思うよ」

    −−FramerもSketchもオランダの会社ですが、コラボも多いんですか?

    Bohemian Codingの人たちは以前から知っていて、すごい仕事をしているよね。SketchとFramerがちゃんと連携できるようにいつも話をしているし、これからのデザインがどうなっていくのかアイデアも共有しているよ。

     オランダのデザインを取り巻く環境はすごくクールなんだ。ミートアップに行けばすごくクオリティーの高いデザインツールを作った人と直接話ができたりする」

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    *1:開発を始める前の完成系に近いプロトタイプ。通常は紙などのロウフィデリティのプロトタイプでアイデアを確認して、その後にハイフィデリティなプロトタイプを作り始める。Popとか紙のプロトタイプをデジタルにできるツールもあります

  • オランダの🍺クラフトビールの老舗ブロウワレイ・アイに30年間😎クールでい続ける秘訣を聞いたよ!

    オランダの🍺クラフトビールの老舗ブロウワレイ・アイに30年間😎クールでい続ける秘訣を聞いたよ!

     ブロウワレイ・アイ(Brouwerij ‘t Ij)は間違いなくオランダを代表するクラフトビールです。もちろん世界的に出荷量の一番多いオランダビールはハイネケンですし、他にもフロース(Grolsch)とかアムステル(Amstel)とか伝統的なピルスナーを作っているビール会社はたくさんあります。

     こうした大手ビール会社やさらにはクラフトビールの流行に乗った新興ビールスタートアップがひしめくオランダでブロウワレイ・アイは「ハイネケンじゃないクールなビール」の代表として愛され続けています。

     これってスゴくね?商業的に成功した後でもどうしてクールでい続けられるの?ということをストレートに聞いてきましたよ!インタビューに応えてくれたのはディレクターのPatrick Hendrikseさんです!

    −−ブロウワレイ・アイはオランダのクラフトビールの世界ではすでに老舗の存在ですよね

    「創業は1985年。もう30年以上だよ。創業者のカスパー・ピーターソンは作曲家だったんだ。バンドとツアーをしている時にベルギースタイルのビアに惚れ込んで自分で作りはじめたんだ」

    −−80年代にオランダでは16くらいの醸造所が生まれて、そのほとんどは生き残っていません。どうしてブロウワレイ・アイだけが生き残ったんでしょうか?

    「当時はしっかりと味の乗ったビールってなかったんだ。ピルスナーばっかりだった。俺たちが作ったのは味がたっぷり乗ったビールだった。それが受け入れられたんだろうね。

    (ちょっと考えて)正確にはもう一つすごく小さな醸造所がひとつだけ残ってる。俺たちは彼らに比べるとアムステルダムを拠点にしていたというのはある。そういう意味ではラッキーだった」

    −−30年もそれで生き続けるってすごいことですよね

    「いいものを作りたいというのが芯にあるんだよ。そしてそれをやり続ける。例えばZatteが俺たちの最初のビールだけど、80年代に飲んだZatteと今のZatte(下の写真)は全く何も変わらないよ。昔に飲んだ時もクールでうまいビールだったし、今飲んでもクールでうまいビールなんだ。宣伝もほとんどやらないんだ。ここまで広まったのは俺たちのビールを気に入ってくれた人たちの口コミのおかげだよ。

     あと流行を追わない。流行に合わせて味を変えたりしない。ライトなビールが流行ってるからライトにしたりしない。マーケティングとかやらないんだ。ターゲットオーディエンスがどうこう外部のマーケターがアドバイスしてくれるんだけど、あまり気にしたことないね。うまいビールを作り続けるだけさ」

    −−商業的に成功して30年生き続けるだけで十分にすごいんですが、30年間クールでい続けるというのはさらにすごいんですよね。

    「俺たちはクラフトビールを作るクラフトマンなんだ。マーケターじゃない。成功して大きな会社みたいになった醸造所もあるけど、彼らは最初からそれを目的ではじめたんだと思うよ。彼らは彼らの目的がある。根っこの部分から違うんだ。

     クールでい続けるというのはうまいビールを作り続けるクラフトマンであり続けるということなんだろうな」

    −−最近はクラフトビールがブームで新しい醸造所がオランダだけで今年に入って60以上できたそうです

    「業界が盛り上がるというのはいいことだよ。ただ、その中で本当に自分たちで醸造しているところがどれだけあるのかってことだよね。ビールからパッケージングまでアウトソースをするのはよくあるパターンなんだよ。

     うちでは定番が8種類あって、他にシーズン物や一度だけ作る限定版がある。シーズン物や限定版で色々と試すんだ。一回作った限定版がすごく評判が良くても飲める期間がすごく短くて管理が難しかったり。俺たちのビールは加熱殺菌しないし、ろ過もしない。すべての味がボトルに詰まっていて、ボトルの中で熟成し続ける。出荷する前に何ヶ月か寝かせて出すとかね。

     うまいビールを作るのって本当に大変なんだ。俺たちは今でもこういった試行錯誤をやって新しいビールを出し続けてるよ」

    −−30年間で何か変わったことはありますか?

    「需要に追いつくために醸造所を大きくしたよ。まだこれから大きくなるよ。

     あと、毎日品質管理をしてるんだ。ビールって生き物だからちゃんとチェックしないといけない。今まではテイスティングだけで”いい”とか”あれ?ちょっとおかしいかな?”とかやってたんだ。でも、今はちゃんとラボでも科学的にチェックしてるよ!

     生産量が増えると自分たちの舌だけではチェックしきれないんだよ。品質を一定にしなければいけない。そのチェックをするラボの導入は変わったことの一つだね」

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  • モノの貸し借りプラットフォームのピアビーにシェア経済やクラウドファンディングについて聞いてきた!

    モノの貸し借りプラットフォームのピアビーにシェア経済やクラウドファンディングについて聞いてきた!

     人と人とのもののやり取りをするサービスをマーケットプレイスと言います。インターネットで老舗はeBayですし、日本のメルカリも勢いがありますよね!オランダでもMarktplaatsというサイトがあり、オランダスタートアップのサクセスストーリーとしてよく知られています。フリーマーケットは昔からあって、インターネットがそれを加速。UberやAirbnbに代表されるように世の中も所有から共有へというのが大きな流れになっていると思います。

     今回紹介するのは共有の流れをさらに強く押し出したモノの貸し借りプラットフォームのピアビー(Peerby)です。他にもオランダでは最大の株式によるクラウドファンディングの成功事例だったり、IoTを使った実験をしていたりとなかなか面白いスタートアップなんですよ!

     インタビューを受けてくれたのはピアビーのHugo van der Spekさんです!

     −−ピアビーはどういうサービスですか?

    「買うまでじゃないんだけどちょっと使いたいものとかありますよね。BBQセットとかテントとか。ちょっと壁に穴をあけるドリルが欲しいとか。ピアビーはそういうニーズに応えるため近所でモノを無償や有償で貸し借りできるプラットフォームです。そういう意味ではピアビーはご近所さんプラットフォームとも言えます。

     また、ピアビー・ゴー(Peerby Go)とい新しいサービスをはじめました。こちらは有償サービスで必要なものを家までお届けします。

     ピアビーはシェア経済の新しい形でもあるんです。モノのUberやAirbnbですね。必要なものは買うのではなく近所で共有する。そうすることによって不必要なモノが少なくなり生産や消費の無駄が少なくなります」

    −−どのようにしてピアビーのアイデアは生まれたのですか?

    「創業者のDaan Weddepohl の家が火災で燃えてしまったんですよ。火事で全てが焼けてしまった後、所有していたモノがすべてなくなってしまった。そしてモノから住む場所まで全て近所の人たちの助けを借りなければいけなかった。この経験からモノの所有から人とのつながりへ価値観が大きく変わったことがきっかけだそうです。この近所のコミュニティーをつなげることができたらと」

    −−オランダ以外だとどこでサービス提供しているんですか?

    「アムステルダムからはじまり現在ではロンドンやベルリンなどヨーロッパ12の都市でに正式にサービス展開しています。また、ニューヨークやサンフランシスコなどアメリカ10都市でテスト展開しているところです。

     ピアビーはユーザーが登録されればその地域でのコミュニティー作りが始まるので、日本で登録があれば日本でもピアビーのコミュニティーは作れるんですよ」

    −−ピアビーはオランダで最も大きなクラウドファンディングの成功事例としても知られています

    「ピアビーは週末だけで220万ドル(約2億2千万円)をクラウドファンディングプラットフォームのワン・プラネット・クラウド(OnePlanetCrowd)で資金調達しました。大きさにおいても達成したスピードにおいてもオランダで最高の記録です。

     1051人のサポーターから資金調達したのですが、この70%はピアビーのユーザーだったんです。つまり私たちのコミュニティーから支援してもらっていたんですね。

     ワン・プラネット・クラウドは持続可能な社会を目指すことに役立てるためのクラウドファンディングプラットフォームなんです。そこがピアビーととてもマッチしました。

    −−ザ・シングス・ネットワークのIoTネットワークも利用しているんですよね?

    「はい。IoTネットワークで貸し借りされたモノの追跡ができるようになります。また、修理が必要になったモノを特定することにも役立てます。UberはGPSでタクシーと乗客をマッチングさせる。IoTを使えばモノのシェア経済でも同じことができます。

     私たちは現在 “Shared Drill” (みんなの電動ドリル?)というコンセプトを試験運用しています。Shared Drillは個人で共有するためでなく、多くの人で共有されるために作られたモノを指します。必要な人が使い、使うたびに料金を払うというモデルです。私たちは「モノのSpotify」と呼んでいます。

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  • ザ・シングス・ネットワークに💡モノのインターネット(IoT)📡 について聞いてきたよ!

    ザ・シングス・ネットワークに💡モノのインターネット(IoT)📡 について聞いてきたよ!

     モノのインターネット(IoT)については色々と記事を見かけたりする機会もありますよね。でも、実際に見たことがないのでいまひとつピンとこなかったりしませんか?そこで、すでにモノのインターネットを実現させてしまったオランダのスタートアップ、ザ・シングス・ネットワーク(The Things Network)にモノのインターネットについて聞いてきましたよ!

     インタビューを受けてくれたのはザ・シングス・ネットワーク創設者のWienke GiezemanさんとJohan Stokkingさんです!

    −−ザ・シングス・ネットワークはすでにアムステルダム全域をカバーしてモノのインターネット(IoT)が実現されています。いくつか例を紹介していただけますか?

    「アムステルダムは町中に運河が張り巡らされていて、たくさんボートが停泊しています。そしてアムステルダムは雨が多く降ります。そして雨が降り続けるとボートに水が溜まって沈んだりするんですよ。ボートにセンサーを付けて水が一定量溜まったらSMSで連絡するような仕組みを個人が簡単に作れたりします。*1

     実は日本でもすでにザ・シングス・ネットワークは使われているんですよ。福島第一原発事故を機に放射線データ収集の必要性を感じ、セーフキャスト(Safecast)というプロジェクトがセンサーネットワークを作ってデータ収集をしています。ここでザ・シングス・ネットワークが使われています」

    −−日本でもすでに使われているんですね!ザ・シングス・ネットワークは今どれくらい世界で普及しているんですか?

    「アムステルダムは6週間で街全体をカバーしました。今は世界中の200都市でモノのネットワークがザ・シングス・ネットワークで実現しています」

    −−ザ・シングス・ネットワークのKickstarterキャンペーンが始まったのが去年ですので、一年で随分と広がりましたね!

    「モノのインターネットっていろいろとニュースになったりはするんですが、実際に個人が簡単に実現できるものってなかったんですよ。ザ・シングス・ネットワークはその壁をすごく下げたというのが大きいですね。

     あとザ・シングス・ネットワークはオープンな仕組みです。コミュニティーによるモノのネットワークだというのが支持されている利用の一つだと思います」

    −−ザ・シングス・ネットワークは具体的には何なのでしょうか?

    「簡単に言えばクラウドソースによるモノのネットワークです。グローバルでオープンで無料というのが特徴ですね。

     モノのインターネットを実現するため三つ必要なものがあります。1) インターネットにつなげるためのゲートウェイ、2) つなぐデバイス(センサー)、3) アプリケーションですね。ザ・シングス・ネットワークはこのうちの1) インターネットにつなげるためのゲートウェイと2)、3)のアプリケーションを作るために必要なSDKなどのツールの提供をしています。

     例えばアムステルダムではザ・シングス・ネットワークのゲートウェイが10か所に設置されてアムステルダム全体をカバーしています。これはコミュニティーが設置したものなんですよ。例えばアムステルダム港にもザ・シングス・ネットワークのゲートウェイが設置されていますが、これはアムステルダム港が自分たちのセンサーネットワークを構築するために自ら設置したものです」

    −−通信事業者もモノのインターネットのサービスを開始しはじめています

    「オランダの最大手の通信事業者のKPNもザ・シングス・ネットワークと同じLoRaWanを使ったネットワーク構築を発表しました*2。日本でもソラコムのようなモノのインターネット事業会社が出てきましたよね。このような商業ベースの取り組みも増えています。QoSや最初からセキュリティー対策が施されたネットワークが必要な場合は通信事業者のネットワークを有償で使うという選択肢はあると思います。

     ザ・シングス・ネットワークはネットワークの帯域が欲しかったら自分でゲートウェイを設置しないといけないですし、セキュリティーも自分で対策を講じないといけません。その代わりグローバルなコミュニティーがあり、オープンで無償です。どうしても必要であればザ・シングス・ネットワークの有償のサービスも受けられますよ」

    −−すでに日本でも事例が出てきていますが、今後はどのような展開を予定していますか?

    「ザ・シングス・ネットワークはコミュニティーですので、日本のコミュニティーももっと活性化したいですよね。文化や言葉の壁もあるので特にコミュニティーの力が必要だと感じています。日本のザ・シングス・ネットワークのコミュニティー活動を活性化するお手伝いいたしますので、ぜひ私たちにご連絡ください(Wienke GiezemanさんとJohan StokkingさんのLinkedInプロファイル)」

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    *1:ボートが沈むとすごく大変らしい!

    *2:LoRaWanはISMバンドを使ったネットワーク規格。同じような規格にSigfoxがある。

  • Tabsterに🍻飲み屋の💳フィンテックについて聞いてきたよ!

    Tabsterに🍻飲み屋の💳フィンテックについて聞いてきたよ!

     フィンテック盛り上がってますね!ビットコインとかブロックチェーンとか!ボクもフィンテックについて詳しくなりたくて、Tabsterに飲み屋のフィンテックについてインタビューしてきました!海外のバーで飲む時ってどうしたらいいの?という疑問にもお答えします!

     インタビューに答えてくれたのはMeike Nederstigtさんです!

    −−ヨーロッパのバー文化についてあまりわかっていないので、まずはバーにおける支払い方について教えてください

    「まずは a) キャッシュオンデリバリー(都度払い)か b) タブ(後払い=日本とほぼ同じ)かという分け方がありますよね。

     キャッシュオンデリバリーにも二種類あって、a-1) 個人か a-2) グループかがある。個人の場合はバーで注文してその場で払う。グループの場合はラウンドと言います。

     例えば四人でバーに飲みに来たとする。一人が自分の分も含めて四人分の飲み物をバーで注文してその場で支払いをする。みんなが飲み終わったら次の人が四人分を買ってくる。これがラウンドです」*1

    −−後払いがタブというのですね

    「はい、タブを開ける(Open tab)という言い方をしますよね。支払う時はタブを閉める(Close tab)です。タブは通常はテーブルに紐付いています。このタブはこのテーブルといった感じです」

    −−団体客がレジで並んでそれぞれ個人で支払いをしているのはオランダのバーでよく見かける光景です。これは一つのタブを一人一人がレジのあるカウンターで支払ってるんですよね。

    「タブはバーにとっては大変なんですよ。払い忘れも多い。テーブル間を人が移動する。だからどの人がどのタブだかわからなくなってくる。

     そういうこともあって、忙しい時はタブではなくラウンドでしか受け付けないこともあります」

    −−そしてTabsterがこの問題を解決するわけですね!(やっとここまで来た)

    「そういうことです。Tabsterは店舗側のアプリケーションと顧客側のモバイルアプリからなっています。顧客はモバイルアプリでタブを開けることができる。グループ客だったらそれぞれのアプリでそのタブに参加できる。

     店舗側のアプリケーションはPOSとつながっているのでオペレーションは煩雑になりません。

     顧客側のアプリはクレジットカードかデビットカードを登録できて、Tabsterで支払いができるようになっています。割り勘も自分たちの好きなように割ることができる。バー側がタブを閉めることもできるので払い忘れもない」

    −−ペイメントのソリューションはたくさんあると思うんですが、どうしてアメリカの企業はヨーロッパに入ってこれないんでしょうか?

    「いくつか理由があると思います。一つはPOSの種類の多さですね。店舗でのペイメントを実現させるには独自のPOSシステムを持つか既存のPOSシステムに一つ一つ対応するしかない。それぞれの国で強いメーカーが違ったりするので、これが参入障壁の一つになっています。

     あともう一つはデビットカードがヨーロッパでは普及していて、アメリカのペイメントはそれに対応していないことが多いですね。IBANに対応していれば基本的にどの国のデビットカードでも使えますが、アメリカはその対応ができていない。

     それぞれの国のバーでの支払い方の多様性も参入障壁になっているでしょうね」

    −−そこにTabsterの強みがあるわけですね

    「はい、様々なPOSへの対応と、支払い方の多様性への対応がTabsterの強みですね」

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    *1:注:イギリス人に酔っぱらいが多いのはこのラウンド文化のおかげと言われている。八人のグループだったら八杯飲むわけですよ!